国も推し進めている在宅医療ですが、それを担う医師不足も取りざたされているようです。在宅医療を望む場合に、どのようにしたらこのサービスを受けることができるのでしょうか。
まず在宅医療とは、
大きく言うと、住み慣れた家で、最期を迎えるための医療と言えるでしょう。現状で在宅医療を提供する医療機関は、全体の20~30%と少ない状況のようです。
24時間体制を敷くことの難しさや点数(報酬)が少ないなど、制度との兼ね合いもあり、なかなか伸びていかないのが現状のようです。
そうは言っても、自宅で最期を迎えるということには大きなメリットがあります。
・本人にとって環境の変化が少ない
・病院への移動をしなくてよい(病状によって移動が難しい場合)
・入院よりも安く済む場合も多い
おひとりさまの老後の場合も、施設に入る際は身元保証人を求められたりすることもありますが、その必要もなく、住み慣れた家で最期を迎えられるならば、そちらの方がストレスなく暮らせそうです。
また、
医師へのアンケートでも、「自分だったら在宅医療を受けたい」、という声が過半数を超えるとのデータもあるようです。
ですが、このような医療をどうやって受けたらいいのか? また、自分の住む近くにそのような医療機関があるのかどうか?
普通よくわからないと思います。
これらの探し方や、相談窓口について、今回は考えていきたいと思います。
どんな施設でやっているか?
国が打ち出しているフレーズで
「ときどき病院、ほぼ在宅」
というものがありますが、
まず、そのようなサービスを個別に探す方法としては、
・在宅療養支援診療所(または病院)
・定期巡回・随時対応型訪問介護看護
・看護小規模多機能型居宅介護
というワードを手掛かりにしていくことができます。
一つ目の、在宅療養支援診療所(または病院)は、
まさに在宅に対応した診療所(や病院)ということで、そこに申し入れをするということになります。
2つ目の、定期巡回・随時対応型訪問介護看護ですが、
これは介護も含まれますが、介護施設が訪問介護と看護をしてくれるというものです。
3つ目の、看護小規模多機能型居宅介護ですが、
これも介護も含んでいて、デイサービスなどを受け入れている介護施設が訪問介護と看護をしてくれるというものです。2つ目とよく似ていますが、巡回するというニュアンスよりは、心配なときはショートステイ(短期宿泊)を利用するというイメージとなります。
また、
地域包括ケアシステムというものを厚生労働省が打ち出しています。
市町村ごとに相談窓口を設置することになっているようですが、自治体ごとにその形態はまだまだ異なっているようです。
まずは、市町村の関係ありそうな部署へ「地域包括ケアシステム」または「在宅医療」について相談をしてみましょう。
30分以内に来てもらえるのが「在宅」の圏内ということになりますので、その範囲内にどのような医療機関があるのかを調べることができるでしょう。
最終的には「看取り」までお世話になることが、在宅医療の本領発揮ということになります。例えば、ものを食べられなくなった時に単純に「点滴」「胃ろう」をやりましょう、というのでは、普通の病院と変わらないことになります。
急性期病院との違いは、必ずしも「治す」ことではなく、病状や寿命を「受け入れる」ことだったりしてくるものですので、信頼関係の構築できる医療機関を粘り強く探してみましょう。
まとめ
さて、まとめますと
在宅医療とは、
住み慣れた家で「ときどき病院、ほぼ在宅」を実現するために、訪問してもらうこと。
そのような医療機関は全体の20~30%と少ない現状があります。
探すためには、
・在宅療養支援診療所(または病院)
・定期巡回・随時対応型訪問介護看護
・看護小規模多機能型居宅介護
を個別に探してみる。
また、よくわからない場合には、 地域包括ケアシステムというものが市町村単位で構築されることになっているため、まずは市町村の関係ありそうな部署へ「地域包括ケア」または「在宅医療」について相談をしてみましょう。