老後のお金の心配はいろいろと尽きないのですが、最終手段には生活保護というのもあります。これに関連した話で、生活保護をもらっている人をねらった「貧困ビジネス」というものがあるそうです。
なかなか手が込んでいてこわいのですが
その一つが、
・無料低額宿泊所
というもので、
つまるところ、劣悪な環境に縛り付けられ、長期間搾取されるということになるのですが、いったいどのような目に合うのでしょうか?

普通は生活保護というのは、生活に困窮して、生活費を希望する者が、それぞれ窓口に申請して給付を受けるというイメージとなっていますが、
貧困ビジネスの一つ、無料低額宿泊所というのは、そういう人たち(多人数)に生活保護の受給を受けさせて、そのお金を原資に、食・住環境の提供を一手に引き受けるというビジネスのようです。
1人当たり12~13万円をみこめるため、そのもらい方を教えて、費用として徴収することで成り立っているんですね。
困っている人たちをたくさん集めて、収容所のようなところに詰め込み、食事も非常に粗末なものにして費用を安く済ませれば、利益が上がる構造になっているんですね。
お金は基本的に全額徴収されるという場合が多いようです。
怖いのは、生活保護をもらえる日には、マイクロバスで全員が連れていかれて(まるで護送車)、職員がずらーっと並ぶ前を歩かされて(逃亡防止みたいです)、バスに戻った瞬間封筒ごと没収、という形。
トイレはつい立てのみ、布団は使いまわし、
1日1000円だけ与えられて、昼は自腹ということで、カップラーメンなどの生活。また、その他の食事も当番制で自分たちで作るということになっているようですが、ご飯一杯とたくあんだけ、など粗末な食事のようです。また、そういった労働のほかに、施設内の高齢者の介護などの労働も強いられることがあるようで、新しい就職先を見つける活動時間も奪われるという2重の怖さもあります。
自立支援とは名ばかりの、
そのようなところに、誰が好きこのんで行くのか、という話なんですが、
例えば、
駅前のホームレスをスカウトしてくるという方法だったりするようです。
おにぎりやペットボトルのお茶を差し出し、
「今お金がなくても、うちの施設で住まいと食事を提供できますよ。生活保護をもらえばそれができます。その方法も教えますよ。その間に働き先を探すこともできます。」
などと甘い言葉で近づき、入居者を増やしているようです。
最近では悪質すぎる施設は、行政も規制を強めているようですが、福祉事業所からの紹介での入所が6割というデータもあり、行政としても、こういった施設の必要性を感じており(まかせちゃえば楽)、無くなったらそれはそれで、受け皿がなくて困るというふところ事情もあるようです。
公的なところからの紹介、ということですと、つい信用してしまいますよね。
(行政からの紹介率95%!! のように宣伝しているところもある)
グレーゾーン的な部分なのかもしれませんが、コワすぎます…。
もしそのような状況に一時的に陥ることも仕方ないとしても、そこから逃げ出す方法は知っておいた方がよさそうです。
おひとりさまの老後でこのような状況に陥ってしまったら、一大事です。
逃亡につながるような行為は、施設内の職員から罵倒されたり、怒られたりするようですが、出できることはできるはずなので、何とか交通費を日々の小銭の中から貯めて、こういった動きに反対しているNPO団体や法テラスなどの支援団体に駆け込むなどの方法がありそうです。
(生活保護に関する過去記事はこちら)
また、それ以前の予防策として、住所がなくなるまえ、すなわち、賃貸ならまだ家賃を払っている(が、払えなくなってきた)頃に生活保護を申請することです。

住所がないと、就職活動もままならないですし、それが理由で、福祉事務所から無料低額宿泊所を紹介されるなんてことになったらそれこそ負のスパイラルが始まってしまいますので、
今住んでいるところを出ざるを得ないという最終判断の前に、生活保護受給を検討してみてはいかがでしょうか?
ただ、最近では、行政の締め付けも厳しくなってきているようで、今後は良質な施設しか残っていけなくなりそうではありますが、良質なところを見分ける一つの目安として、
・ソーシャルワーカーがいる
・一人分のスペースが確保されている
・生活保護でもらったお金の管理は自分でできる
など、があげられると思います。
また、運悪く、というか、そんなことを考える余裕もなかったために、悪質なところにハマってしまった場合
(炊き出しでチラシを配って誘ったり、加えて、サクラ=ホームレスを装った施設の職員に炊き出しに並ばせて勧誘、などの手の込んだ勧誘方法もありますので、だまされてしまっても仕方ないのかもしれませんが、)
・良質なNPOに相談
(これも見分けるのが難しかもしれないが、せめて複数の所にあたる)
・寮付きの派遣などの仕事に登録
・生活保護は自分で改めて申請
などの抜け出す手段も知っておくことは助けになろうかと思います。