老後のおひとりさまが、老人ホームやサ高住といった施設をついのすみかとする場合もあるかと思います。
ですが、せっかくいい場所が見つかり、入居までこぎつけたにもかかわらず、
・退去要請
・強制退去
などの憂き目にあってしまうようなことがあると大変ですよね。
費用も新たに掛かる話ですし、引っ越しという労力を考えても、体力の衰えや、おひとりさまであるという状況であれば、特に大変であることは想像に難くありません。
ということで、今回はこの老人ホームなど高齢者施設の退去(強制退去)、などのトラブルについて考えていきたいと思います。
なぜ? 退去?
そもそも、なぜ退去のようなことを言い渡されるのでしょうか?
基本的には、(悪質でない限りは)
・契約書
または、
・重要事項説明書
に書いてあるから、
ということになります。
最初契約したときに、
「○○の場合は出ていかなくてはなりません」
のようなことが決まっている場合が多いです。
老人ホームやサ高住などは、終身契約ということになっていないことが多いため、入居したらあとは何も考えずにずーっと居ていい、
というわけでもないため注意が必要です。
さて、どんな時に退去になるのか?
ということですが、
よくありがちな例では、
・他の利用者への迷惑行為
・費用の不払い
このあたりは、利用者に問題があるということで、わかりやすいところかと思います。
ある意味ではこちらが悪いことは明白ですし、常識的にも仕方のない所かと思います。
次に、
・自身の健康状態が大きく変化
の場合が一番可能性がありそうかもしれません。
この場合は、
・重大な医療行為
・重大な介護状態
が必要になってしまうことで、
例えば、
・長期入院
・施設では面倒が見切れなくなる、
ということになってしまった場合ですね。
これはある意味不可抗力ということもありますが、既往症がある場合には、事前によく確認・相談をしておくことで回避はできるかと思います。
特に、認知症の徘徊などは、他の利用者のところへ行ってしまったりするなど、他者への迷惑行為にもつながりますし、施設内スタッフが面倒を見切れなくなるという点にもつながってくる場合もありそうです。
いちおう想定をしておく
退去になった場合、というのをいちおう想定しておくとして、
一番の問題は
・お金の問題
といえるかと思います。
ですから、
・入居一時金が戻ってくるか?
(一部? または全部? など)
については最低限、入居前に必ず確認しておいた方がいいかと思います。
もう一つは、
・原状回復について
です。
悪質な場合だと、きれいに使っていたのに原状回復費用を請求された。という場合もありますので、これも契約書の記載を確認しておきたいところです。
家賃が安い、というだけでなく、このあたりも事前に調べておくことは後々のことを考えると安心につながります。複数の施設を比較検討することができれば、さらに安心です。
下記のサイトなどで、情報を得て比較することができますので、試してみてはいかがでしょうか?
サービス付き高齢者向け住宅情報提供システム
https://www.satsuki-jutaku.jp/
さて、困ったときは?
ですが、いくら注意をしていたからといって、
契約書(または、重要事項説明書)
をすみからすみまで理解するのは、通常、至難の業といってもいいかもしれません。
(用語が専門的、字が小さい、そもそも詳しくない、などありますよね。)
ですから、いざ困ったときに相談に乗ってくれる窓口を知っておくことも重要です。
・消費生活センター
・全国有料老人ホーム協会
・市町村の高齢者窓口
また、
「老人ホーム 110番」などで検索すると、
様々な相談窓口が出てきます(弁護士など)ので、
退去トラブルで、また、その他入居中のことでも困ったときには、相談をしてみましょう。
まとめ
さて、まとめますと
高齢者施設の退去トラブルは
・契約書(または、重要事項説明書)
にどんなことが書いてあるかに注意。
よくある退去理由は
・他者への迷惑行為
・費用の不払い
・自身の健康状態の大きな変化
あたりになりそう。
退去時は
・一時金の戻り
・原状回復
のところで、自分の思わぬ追加費用や、損失を生まないよう、この2点については最低限、事前の確認をしておきたい。
困ったときの窓口は、
・消費生活センター
・全国有料老人ホーム協会
・市町村の高齢者窓口
また、
「老人ホーム 110番」などで検索
ということで心づもりをしておきましょう。
ということでした。
老後のトラブルは、特におひとりさまは一人で解決するとなるといざという時に大変です。できる限り事前の準備をしておくことで、いざ何かが起こった際でも落ち着いて対処できるかと思いますので、参考にしてみてください。