認知症にはだれもがなりたくないもの。
ですが、認知症には根本的な対策はないと言われています。
ただ、軽度の場合には、ケアをすることで15~40%の場合に、健常な状態に戻れるといいます。
したがって、現在の認知症の対策は、
科学的にはまだ確証はないが、軽度な状態で顕著な効果のある(らしい?)
と呼べる対策がありそうだという状況だと思います。
そこで、軽度の場合にどうやって、食い止める、または健常な状態に戻ってくるか、について考えていきたいと思います。
ある有名な「ナン・スタディ」
いきなり話は飛ぶようですが、
外国で行われた実験の名がこの「ナン・スタディ」です。
その中のある一例ですが、
死後の脳を調べてみたところ、認知症の度合いが最重度の6
(多数の老人班、神経原線維変化)
であったにもかかわらず、
その方は認知症の症状を発しておらず、毎回の検査でも健常者の高得点の数値をたたき出していたといいます。
なぜそんなことが可能かというと、高い知的活動を継続していたから
という理由が推測されています。
脳が認知症の状態になってしまっても、粘り強く知的活動が可能な場合があるということを示しています。
脳は認知症になってしまっているが、健常者のように普通に暮らせるという可能性があるというのはすごく朗報だと思います。
さまざまなリスク要因を数え上げればたくさんありますが、それを避けていくことで確率を下げることができそうだ、ということが言われています。
例えば、
・運動不足(⇔有酸素運動)
・家でテレビ、ぼーっとする(⇔社会参加をし、そこからの刺激)
・肥満・高血圧・糖尿などメタボ的要素を避ける
・アルコール、喫煙の過剰を避ける
などがあげられます。
それらを怠らずにいろいろやっておくことが、総合的にリスクを下げるということになりそうです。
軽度のうちに対策、ってどういうこと?
「認知症かな?」
と本人が気づくのはなかなか難しいようです。
物忘れが多くなった、などの加齢による通常の衰えと区別がつかなかったりすることも多いようです。
認知症の場合は、そもそもの出来事があったことすらポッカリ消えてしまったり、
時間の観念や、人との関係性がわからないなど認知症特有の症状があるようです。
ただ、それを一般人が判別できるかというと、難しいように思われます。
軽度のうちに察知ができれば、15~40%の場合、元に戻ることが可能ですが、それに気づくことが難しい。これが第一の関門といえます。
とくにおひとりさまは、指摘してくれる家族もいませんから、高齢になってきたら、健康診断のつもりで、認知症の検査を定期的に受けてみることをおススメします。
病院によって担当科の呼び名が違うようですが、
・精神科
・神経内科
・心療内科
・脳外科
などで、問診や、検査の相談をしてみましょう。
軽度のうちに気付ける仕組みづくりを自分でやっておくことが、この軽度認知症からのカムバックには重要なことになります。
民間の認知症保険というもの
認知症保険というものも出ています。
資料を取り寄せてみました。

軽度認知症と診断された時から保障が始まるというもので、
一時金がもらえたり、
継続的にもらえる年金タイプなどオプションがあるようです。
軽度で察知できればもらえるという仕組みなので、
軽度かも? という段階で診断を受けに行くための自分の動機付けにはなりそうです。
こんなのもあります、ということでの事例紹介でした。
まとめ
さて、まとめますと
認知症の対策はまだ科学的に証明されたものはない
が、軽度からのカムバックの割合が15~40%となってきており、
そこでのケアは参考になる。
複数の要因がありそうなのでそれを避けるべく、
・運動不足(⇔有酸素運動)
・家でテレビ、ぼーっとする(⇔社会参加をし、そこからの刺激)
・肥満・高血圧・糖尿などメタボ的要素を避ける
・アルコール、喫煙の過剰を避ける
などを心掛ける
また、軽度の認知症を察知するために
・定期的に病院で検査を受ける
ということでした。
老後の生活スタイルとして、厄介なことを考えたり、脳の機能を使ったりするのがおっくうになってしまうのはありそうなことです。
肉体的にはゆっくりしたい老後ですが、頭の機能だけは、ゆっくりせず、適度なストレスをかけて使い続けることが健康寿命を長くすることにつながるのではないでしょうか。