高齢者になってくるといつか身体能力の限界を迎え、車の免許返納をしなくてはならない時がやってきます。
政府も高齢者の免許返納へ特典を付けたり、高齢者んの免許返納を推し進める政策をとっています。
たしかに、
・高齢者は、若年層の2倍の事故リスクを持つ
・いろいろと返納の特典もある
ということで、世間の目も厳しくなってきます。
とはいっても、
おひとりさまだったら、乗せてくれる家族もいない。
また、
電車・バスが行き届いている都会ならいざしらず、
そうでない地域にすんでいる人たちはどうしたらいいのでしょうか?
警察庁のアンケートによると
免許を返納できない高齢者の理由として、
・買い物
・病院
・通勤
など生活に直結する目的での使用が7割近くを占めており、
「運転を趣味や生きがいととらえている者は比較的少ない。」
と、アンケートを結論付けています。
自動運転のシステムや、行政の送迎サービスが求められるところですが、
今日明日の話はどうするのか?
というところで、困ってしまいますよね。
かといって、事故を起こしてしまっては、周囲の人へも迷惑が掛かってしまいます。
こういった世の中をどうやって生き抜いていったらいいのか? 考えていきたいと思います。
まずは、限界まで乗り続ける
問題を起こさない限りは乗り続ける、というのが原則になるでしょう。
危なくなってきたらやめるのですが、これはどのように判断したらいいのでしょうか。
高齢者ドライバーは安全運転を続けてきた方が多く、
アンケートでも運転に自信もある、という方が多いそうです。
自分でも知らず知らずのうちに衰えていくことは自覚しながらも、
その自信が邪魔して、なかなか自分でやめる決断というのは、
タイミングを計るのが難しいのが現実ではないでしょうか。
ですから、自分の自信とは関係ないところで、
客観的な判定基準によって判断をしていくのがよさそうです。
・免許センターの「安全運転相談窓口」
・免許更新時の「認知機能検査」
・民間での、適性検査関係のサービス
これらを活用して、定期的に自分の状態を監視していかざるを得ないと思います。
その間に、車がなくなった場合の困りごとについても対応策を考えておきましょう。
3大用事
1.買い物対策
現代は、ネットでなんでも買い物をできる世の中になっています。
ネットが使える場合は問題ないのですが、
パソコンやスマホがいちばん苦手だったりするのが高齢者です。
電話やfax注文のできる生協やスーパーもありますので、
それならば、だれでも活用しやすいと思います。
身近にそういう業者があるか、免許返納前に、当たりをつけておきましょう。
2.病院 対策
これはネットで取り寄せるわけにいきません。
医療関係であれば、
・訪問診療、訪問看護
など、
頼れるかかりつけ医を身近に探しておくことになってきます。
要介護の判定の際にもかかりつけ医がいたほうが力になってくれますので、
免許のあるうちに長期的にお付き合いのできる医師を捜しておくほうがいいでしょう。
3.通勤対策
最後に、通勤はどうするか?
あまりにも遠い場合は、無理かもしれませんが、
最大限活用したいのが
・電動アシスト自転車
という選択肢にしぼられてくるでしょう。
雨の日など、ちょっと大変な場合もありそうですが、
おひとりさまや自助努力の範囲内では、
これで通える距離内で通勤先を考えていくことになりそうです。
または、最寄りのバス停や駅まで電動自転車でたどり着ける圏内であればなんとかなりそうです。
ただ、電動アシスト自転車で注意したいのが、
「ケンケン乗り」
による事故が多発しているようで、気を付けたいところです。
片足を乗せた状態で、もう片方の足で地面をけりながら加速をつけて載る、
あの乗り方のことですが、
電動の場合は、出だしの低速時にパワーのアシストがかかる仕組みになっていますので、
「ケンケン乗り」の最中、つまり一番不安定な状態のときに
ペダルが少し(チョンって)漕がれた状態になり、その瞬間、
はじめの加速ブーストがかかって振り落とされるなど非常に危ないことになります。
サドルを低くして、両足をついた状態からペダルをこぎ始めることが推奨されています。
くれぐれも気を付けましょう
まとめ
さて、まとめますと
免許返納は身体能力を考えると
いつかせざるを得ない。
自分の自信で判断せず、外部の客観的な検査で限界を知ろう
生活の困りごと、3大用事へは、対策を考えておく
・買い物 → 電話・fax注文できる業者、またはネット注文
・病院 → 訪問診療・看護のかかりつけ医を探しておく
・通勤 → 行動範囲は狭くなるが電動アシスト自転車
(※「ケンケン乗り」注意)
病院のシャトルバス、行政の乗り合いタクシーなど、
自治体によってはやっているサービスがある場合がありますので、
そういったものも最大限活用し、
車に乗れるうちに、何とか移動弱者にならないよう生き抜く方法を探っておきましょう。