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下流老人!? そうならないためのポイント2点



「下流○○」という言葉はいろいろな形で出てきていますが、「下流老人」というのもあるようです。

老後になってまで、苦労したくないな~、
と普通は思いますよね。

もちろんお金がたくさんある人はそうではないのかもしれませんが、
お金だけの問題ではないようです。

逆に言えば、お金だけあっても、その他の理由で、下流老人に転落してしまう、
そんなケースもありうるということです。

さて、どんな人がその傾向にあるのでしょうか。それを考えていきたいと思います。

支援策はいろいろあるが…

世の中にはセーフティネットがいろいろあります。

代表的なものは、生活保護だったり、低所得者向けのいろいろな施策(医療、介護関係)が自治体ごとに存在しているものです。

こういう支援策は、老後になるまで、使う機会がなかったこともあり、情報を知る機会というのが若いころはないことが多いものです。

老後になって、いざそれが必要となったとしても、そもそも知らなかったりするということも多い。これは大きな問題です。

例えば、公的に支援してもらえるお金、サービスがあるのに、それを知らずに、なまじ手持ちのお金があるばっかりに、多額のお金をつぎ込んでしまう、あるいは、お金があるからと仕事をやめてしまって、自分が介護に携わる、などのケース。

公的な支援で多いのは、
わざわざ申請することが必要で、それを知らない、または調べて実行しないと支援してもらえないとあって、少ない年金の中、病院に行くことを切り詰めて食費に回すなどのケースもあるようです。

生活保護については、もらうことが恥ずかしいなどの感情を持たれる方もいるようで、病院代を節約して市販薬で痛みに耐えながらという厳しい生活を送ることになってしまう耐えがたいケースもあるようです。

ソーシャルワーカーなどの相談窓口にきても、支援のしにくいタイプの方というのがいるようで、

・支援策をかたくなに嫌がる。(生活保護など)

・変化をきらう。(制度や申請のわずらわしさ)

・自暴自棄、マイナス思考

など

こういった方は、なかなか公的なセーフティネットに乗っかることができず、苦しい思いをしてしまう場合があるようです。

本人が拒む以上、周囲の人たちが無理やり助ける(申請を行う)、ということはできないためです。

本人の意思は尊重されるべきですが、セーフティネットを受けるメリット・デメリットに対するスタンスは、若いうちに一考しておいてはいかがでしょうか。

個人的には「下流老人」へのいろいろな道筋の中で一番避けておきたいケースのように思います。

準備はできるはず

そうなる前に準備できることもあるでしょう。

代表的なのはお金、=貯金というのがまず第一にあげられるでしょう。

よくあるマズいケースが

・引退後も家のローンがある

・介護の必要性が出てきてしまった。(が、自己資金で全部負担してしまう)

・病気が発生してしまった。(が、自己資金で全部負担してしまう)

などの理由が大きいものとして上げられます。

家のローンについては、どういう設定にするか自分でコントロールできるはずですので、なるべく引退後にローンを残さないようにすることがおすすめです。

ただ、
介護や病気は予期せぬタイミングで発生してしまうものですから、なかなか準備といっても厳しいですし、相当な貯金額になってしまいます。

そこで、取り上げたいのが

・情報資産

とも呼ぶべきものです。

この介護・病気に関しては、お金だけでなく、情報を準備しておくことをおすすめします。

介護・病気に関しては様々な支援の制度、仕組みや、相談窓口があるからです。

例えば、

地域包括支援センター

というのをご存知でしょうか?

市町村に必ずある機関なのですが、介護の問題では最初に訪れるべき相談窓口になります。

こういった、聞きなれない単語がたくさん出てくるのが、介護・病気に関する制度や仕組みを調べていく中でのけっこうなハードルになります。

老後や、介護・病気になってからいざ調べるというのは
非常に億劫になることは想像に難くありません。

この介護・病気に関するジャンルについては、念入りに制度、仕組みに関わる情報を得ておくことをおすすめします。

もう一点、お金以外の準備として重要なのが

・人的資産

です。

仕事上の付き合い(取引先や部下)、というのは、老後は疎遠になってしまう。

というのはよく言われることです。これは老後の人的資産には含まれません。

社会からの孤立により、健康リスク(孤独のストレス)、認知症、孤独死などの可能性が高まると言われています。

地域社会や、趣味、習い事など、仕事以外のコミュニティにどのぐらい属しているかというのが人的資産の目安になります。

女性は、比較的いろいろなコミュニティを作ることが上手なようですが、
仕事一筋でやってきた男性は特に注意が必要かもしれません。60代からいきなりデビュー、といわれても難しい場合も多いでしょう。



男性が地域社会に入りにくい、ということについて、興味深いデータがあります。(『下流老人と幸福老人』 三浦 展著より)

幸福度の増加についての話題なのですが、
女性は、近所の友人の人数。これが増えれば増えるほど幸福度が増すそうです。

一方男性は、近所の友人の人数が2~3人までは幸福度が増えるが、それ以上増えても、たいして幸福を感じないという傾向があるのです。

5人でも10人でもあまり幸福度が変わらないということです。
そうなると、人間関係を新しく作ることが億劫になりがちで、積極的に知人・友人を増やそうとしないのだそうです。

男性は、周囲への何らかの貢献や目に見える成果、今までの仕事のスキルを活かして行動することで社会とつながっていく戦略の方が、ストレスなく社会とのつながりを作れるのかもしれません。

いずれにしても、
貯金額だけにたよって老後の心配を払しょくするには、多大なる金額が必要でしょう。また、なまじ手元にお金があると、公的な支援の情報不足によって自己資金だけでピンチを切り抜けよう、との考えも生まれてしまいがちです。

お金が無くても幸せな老後を渡り歩いていくために

・情報資産

・人的資産

これを早めから準備できるかどうかが、下流老人に陥らないための自分でできるセーフティネットであると言えるでしょう。

まとめ

さて、まとめますと

下流老人には傾向がある。「お金がたくさんある」
だけでは解決しきれない場合を想定しよう。

脱するためには、

セーフティネットに乗っかっていくためや、各種費用を節約するための

・情報資産

また、健康寿命を延ばすための

・人的資産

を早めのうちから準備することは、努力がいるが、だれにも可能。

ということでした。

老後の問題をお金だけで解決できる方は少ないのではないかと思います。

できれば、60代でも動けるうちに、あるいはもっと早くから準備を進めてみてはいかがでしょうか。

PS.
そうは言っても、やはりお金という資産も、どのように使うか、また守っていくかというのも切実な問題でしょう。

お金は切りくずすことになるかもしれませんが、それでいて老後破産からできるだけ遠ざかりながら進んでいきたいものですよね。

老後破産から遠ざかるための、おひとりさま高齢あるある、とでもいいましょうか、そういった観点で、お金について3点ほどお伝えできたらと思います。

・借金、詐欺

まずこのあたりは厳に避けていきたいところとなります。

そんなに収入もない中、借金をしてまで何かをする、または、何かを買うというのは、現役時代と比べてかなりリスキーだといえます。

収入がないため、審査の厳しい銀行などからの借金は当然きびしいでしょうが、安易に消費者金融に手を出すなどは、もちろん避けていきたいところになるでしょう。

ついついお金が出ていってしまうという場合には、

身の丈にあった
生活のダウンサイジングを再設定する必要のある方もいるかも知れませんね。

また、クレジットカードのリボ払いなどもかなり率の悪い借金となります。

クレジットカードはあまり借金という感覚がなく、ついついやってしまいがちですが、普通に一括払いで使っているとしても、1ヶ月間の無利子の借金と捉えることが可能です。

この場合は非常に有利な借金となるので良いのですが、リボ払いなどへの変更を促されるなど、向こうも商売でやっているため、注意が必要です。

また、基本的なことですが、65歳を超えてなお支払いが残っているローンの設定は避けた方が賢明です。収入がなくなってから、または、非常に少なくなってから支払いが残っているというのは家計へ非常に重くのしかかってくるからです。

よほど貯蓄があるなど例外的な場合を除いて、若いうちにこういった老後も続くローンの設定をしてしまっている場合には、繰り上げて支払ってしまうなど、65歳までに支払いを終える検討をしておいたほうが良さそうです。

2つ目のポイントとして

住居費があげられます。

住居費には非常に悩ましい点があります。それは、何年分用意したらいいのか、わからないということです。
 なぜかと言うと、いつまで生きるか=自分の寿命というのを知る方法がないからです。

と言っても、目安がないのは困りますので、いちおう健康だという方であれば、平均寿命ぐらいは、生きるものと思って年数を計算することを手掛かりとしていくことになるでしょう。

これも実際のところ、年々伸びているのが悩ましい所でもあります。

「平均寿命 男性」「平均寿命 女性」

などで検索すると、すぐに最新の情報が出てくると思います。

住居費の2点目ですが、

自分の健康に不安がある場合、特に老人ホームなどの施設に入居を考えている場合、これはさらに上積みして費用を考えていくことになるでしょう。

平均的なデータとして、

平均寿命のラスト10年はあまり健康でない、
⇒施設にお世話になる可能性が高い

ということがあります。

いま健康な方であっても、最後の10年はいろいろなことが起こってくるかもしれないと想定しておくことは安心につながります。

と、このように考えてくると、非常に気が重くなってきます。

ところで、話は飛ぶのですが、

じつは、
アメリカの下流老人は、日本の下流老人よりも生活に不安感がない

ということをご存知でしょうか?

高額過ぎて医療保険ですら入れない、などとささやかれるアメリカですが、いったいどういう理由でそうなのでしょうか?

理由は簡単で、

高齢者・低所得者には手厚い施策がある。

ということのようです。

例えば、

・補足的補償所得(SSI)

・低所得世帯光熱費支援プログラム(LIHEAP)

・低所得・高齢者向けの公的医療保険
(医療保険は、実は中流層だと負担が多いようです)

・家賃補助など

など、手厚い施策が用意されているということなんですね。

また、こういった生活保護のようなものの取得に対する、恥ずかしさ、みっともなさ、という感情もお国柄あまりないようで、まあ、個人主義と言ったらいいのかどうかわかりませんが、今まで税金を払ってきたんだから、受け取れるものは受け取って当然だという認識があるようです。

ですから、

・制度が充実している

・取得するのに気恥ずかしさがない文化

ということで、アメリカの老人たちは危機感、不安感を抱かずに暮らすことができているというデータになっているようです。

日本ですと、やはり最後は生活保護、ということになってきますが、このへんも視野に入れておくことで、少しは不安感が無くなるのなら、検討の余地はあると思います。

最後に、

医療費の問題です。

わかり切った以前からの持病などであれば、仕方ありませんが、

新たに検査して何かが発見され、どんどん治療費や投薬がかさんでくる、ということは、ご老体であれば、ある意味当然になってくるかと思います。

ですが、そういった「薬漬け」などの常態化について、すべて医師の言う通りにするのではなく、

・「これは本当に必要な治療か?」

といちど立ち止まって見ることも一考の余地があると思います。

年を取ってくれば、何かしら悪い所が出てくるのも当然のことです。

日常生活に支障がない、あるいは、残りの寿命(予想)とにらめっこしながら、
べつだんこの治療はやらなくていい、と思える部分もあるのではないか、
と個人的には思います。

もちろん、緊急性のあるものや、痛みがあったりするものを我慢するということは、よくない結果を生むとは思いますが、

そんなに先も長くないしな~

ということで、積極的に治療をしないという判断ができるケース、部分などもあるかも知れません。

特に、かかりつけの医師がいない場合などは、
自分は専門家でないからといって、病院の言うとおりにするだけでなく、セカンドオピニオンを得たりなどの努力をしてみることを検討してみてはいかがでしょうか?

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