緩和ケアを選択しようという方は、病の治癒だけでなく、
QOLにも目を向け、在宅で過ごすことを視野に入れる、というおひとりさまも多いのではないでしょうか
自分が最期を迎えるのに、どこを希望するか
というあるアンケート調査によると、
実に4割の方が自宅を希望、と回答しているようです
おひとりさまの場合は、家族のいる場合とは違って、自分の意思だけで、終末期の医療について決定していける身軽さはあるかもしれません
せっかく緩和ケアを選択するのなら、より高いQOLを求めた、在宅での最期について検討しない手はないでしょう。
その手順について考えていきたいと思います
緩和ケアでもたらされるもの
主に4つの事柄に対するケアであるとされています
・身体的
・精神的
・社会的
・スピリチュアル面
など
よくモルヒネの処方などが言われますがこれは身体的苦痛へのケアという分類ができそうです
非常に幅広い概念で、これらがもたらされるとしたら、誰もが安心して最期を迎えられちゃいそうな気がします
チームで対応してもらう
ケアの範囲が広いため、医師を中心とするなどの形をとったチームで診療してもらうことになります。
専門の、あるいは、経験が豊富な医師や診療所の門をたたくことになるでしょう
往診や訪問看護、そして看取りまでをしてくれるところが、おひとりさまには理想形でしょう
24時間対応でカバーしてくれるところがあれば安心ですが、なかなか数は少ないようです
近所であれば往診などの都合上いちばん頼みやすいところですが、まずは相談に乗ってもらいましょう
費用はどうか
基本的に健康保険が適用となります。
金額は、提供されるサービスによるとしか言えませんが、仮に同じサービスを受けたとして、
ホスピスなどの施設と在宅を比べた場合、痛みの緩和によって自分で家事などが可能な場合には
在宅のほうが、施設での自費の食事代や差額ベッド代などがない分、金額は抑えられそうです
症状が重いなど、どちらにしても高額になってしまう場合は、
結局、高額療養費の制度を使うことになり、そうなるとその上限額で済むため、
同じ金額になるということも往々にしてありそうなことです
同じ費用なら、よりQOL高く、住み慣れた自宅で過ごしたい、という心情は当然でてきますが、
診療チームがケアしきれない場合には、施設への入居も視野に入れ、協議の必要があるかもしれません。
QOLと自分の症状、そして診療チームの機能など、いろいろな制限を考え合わせた中でケアプランが変化していくかもしれません。
まとめ
さて、まとめますと
QOLを主眼におき緩和ケアを選択したなら、できればさらに在宅を目指してはいかがでしょうか
在宅専門、または経験の豊富なチームを擁する機関で最寄りのところへ相談をしてみましょう
費用も気になるところではありますが、
モルヒネなどで自活が可能な状態なら在宅、
症状が重ければ、どうせ高額療養費の上限値だと割り切って、自分の望む方向を選択。
最期の看取りまでを頼めるなら、おひとりさまにとっては一番の理想形。
ということでした。
信頼できる診療チームに出会えるよう、早いうちから探していって見てはいかがでしょうか