親の介護が遠距離になってしまう場合には、交通費をちょっとお得にする「介護帰省割引」が役立ちます。
特に飛行機の場合、しょっちゅう往復となると交通費だけでもバカにならないことがあるかと思います。
誰でも知っているJALやANAなどの大手航空会社は、そんな悩みに対して、割引の制度を設けてくれています。
介護帰省割引というものです。
今回はこれについて考えていきたいと思います
いきなりは使えない
基本的には、事前の申し込みが必要になってきます。
いざ、介護が深刻化した時、あわてないためにも、介護が軽度なうちに計画的に進めておくのが良いでしょう。
条件に適合しているか、また住所の確認など書面で提出することになります。
具体的には、
・2親等以内
・1路線限定
などのルールがあり
・介護保険証
・戸籍謄本
・免許証、住民票
などを提出するようです。
戸籍謄本は本籍地のある市町村に問い合わせをすることになりますので、離れたところにある場合は少し時間がかかるかもしれません。
郵送での申し込み、あるいは、
マイナンバーカードがあれば、コンビニでも取得可能ですが、該当の市町村がこの方法に対応していることと、登録も必要です。
書類をすべてそろえて、この審査に通過すると、割引を受けられる状態になります。
飛行機代が30%程度安くなりますので、かなり大きいですよね。
マイルも通常と同じようにたまりますので、地味に助かります。
ですが、
混んでいるお盆、正月シーズンなどのピーク時には使えなかったりしますので、
普通の帰省には使えないということになります。
その点は玉にキズといえるかもしれません。
可能なら帰省時期をズラしたり、会社の介護休業を使って日程をコントロールしてみましょう。
個人的には、空いているときに観光がてら帰省するのも良いかなと思っているので、あえて仕事の休みをずらしたりすることには全く抵抗がないです。
その他、スターフライヤー、ソラシドエアーなども
同様の制度への参入をしているようです。
他にもお気に入りの航空会社がある方は問い合わせをしてみましょう
遠距離介護で、大きな悩みの種は交通費ですので、
できれば介護の度合いが低いうちに手配を済ませておき、いざ渡航回数が増えたときのために備えておくと、急な事態の時もコストを抑えられることになります。
新幹線はどうか?
残念ながら、JRには介護割引のような制度はありません。
別の割引制度になりますが、
・ジパング俱楽部
というものがあります。
条件は、
・男性65歳以上、女性60歳以上
・距離201km以上
ということですが、
これは目的が、「老後に旅を楽しむ」ということに対してのものであって、
こと介護に限っては、個人的にはちょっと、使い勝手が悪いという感じですね。
60代にならないと使えないというのが理由としては大きいです。介護にはそぐわないかな~、とは思いつつも、昨今では「老・老介護」という状況もあるかもしれませんので、その場合には役立つことになりそうです。
まとめ
さて、まとめますと、
航空各社が介護帰省割引を用意している。
航空券が、各社30%程度は安くなる。
事前の申し込みが必要で、書類をそろえたり、手続き待ちの時間も考えて、
介護が重篤になる前に申請を済ませておき、いつでもお得に渡航できる状態を整えましょう
JRには介護割引の制度はない。
別の制度にはなるが、「ジパング俱楽部」へ入会(男性65歳、女性60歳)できる年齢であれば、介護に使えなくはない。
ということでした。
割引があったとしても手痛い出費である飛行機代ですので、
この制度でお得に済ませるだけでなく、
現地での用事を効率よく廻れるようまとめたり、オンラインで済ませられる用件は自宅から済ませてしまうなど、地道な作業も検討してみてはいかがでしょうか?
PS.
ちなみに、自分でもANAに申請をしてみました。
まず、ANAのマイレージクラブに入会しないといけないという条件があります。
めんどくさいなーと思いつつも、国内線で言うと個人的にJALよりもANAの方が好きなので、そうすることにしました。
というのも、飛行機で一番怖いのって、たまにある「フワッ」と1~2秒ですが落下する時ってありませんか?
よくあるのが着陸直前の時なんかで、ANAだと、あの「フワッ」の回数がJALと比べて個人的には格段に少ないので、もう、ここはANAで申請です。
マイレージクラブはWEB上から申し込みが可能です。
その登録が済んだら、必要書類を画像に撮って、アップロードです。
サイトはここ
・父親の介護保険(要支援2と記載されている部分)
・親子関係を示すものとして、戸籍謄本
・介護する人=私の運転免許証
申請から3日ほどで通知のメールが来ました。

無事取得です。
効力は1年ということで、そのころまた更新ですね。
更新の場合は戸籍謄本が要らないので、少しだけ簡単といったところでしょうか。