おひとりさまの最期、ピンピンコロリという言葉がありますが、
コロッと逝ければなぁ~
という理想を願う方は多いと思いますが
その対極にあるのが延命治療というケースもあったりします。
・そういうのって家族のためであって、おひとりさまには要らないよね
・苦痛と費用が続くだけで、意味・価値をみいだせない
そういうタイミングやシチュエーションでの延命治療が
問題になることがあります。
延命治療それ自体は、命をつなぎとめるためのものであり、価値ある技術であるに違いありませんが
おひとりさまであれば一度は考えておきたいシチュエーション
こんな延命治療は避けたい(かも?) 3選
をご紹介します。
あなただったらどうするか
すぐ答えは出ないかもしれませんが、早くからこういう問題の一端に触れておくに越したことはないでしょう。
1.蘇生しても、不治の病である場合
あなたが末期のがんなど不治の病だったとしましょう。
容体が急変し、心臓が止まってしまった。
さて、そんなときの延命治療
例えば、昇圧剤、心臓マッサージなどがあります。
心臓が動き出して、容体が戻ったとしてもまた末期の病との闘病が続く
そういった状況だったりします。
さて、おひとりさまのあなたは、この延命治療を受け入れるか
はたまた断るか、という問題です。
おひとりさまだし、もうそのまんまにしておいてほしい、という立場をとる方も最近では多いのではないでしょうか。
そのような意思表示を事前にしておくことが可能です。
逆にそれをしておかないと、救急隊員の方々は全力で救命に尽力をしてくれます
その間、本人の意識はないため、NOの意思表示ができません。
ですから事前にNOの意思表示が必要になってくるのです。
2.呼吸不全で呼吸能力が戻る見込みがないとき
あなたが脳死状態で、呼吸する能力を失ってしまったとします。
さて、そんなときの延命治療
例えば、人工呼吸器 などをつけることが考えられます。
呼吸を送り込んでいる間は酸素が供給されているが
自ら呼吸をし始めることはない。
さて、おひとりさまのあなたは、この延命治療を受け入れるか
はたまた断るか、という2つ目の問題です。
本人の意思表示がない場合は、家族に判断してもらいたいというのが医師の立場になると思いますが
おひとりさまの場合、医師が決断して本当にいいのか
議論はわかれるところであり、非常に困ったことになりそうです。
この状態で人工呼吸を続けたいと思うおひとりさまはあまりいないでしょう。
これも希望する内容を、事前に意思表示をしておくことになります。
3.食事をとれなくなり別の栄養補給手段を確保したが、不治の病の場合。
また、もし不治の病だったらのパターンですが
そんなあなたが食事を口からとることができなくなった場合
さて、そんなときの延命治療
例えば、胃ろう などが考えられます。
胃に直接栄養素を送り込む経路を作るものです。
栄養を送り込めるようになり、食事を口からとらなくても
栄養不足が原因での死はなくなった。だが、末期の病との闘病が続く。
そんな状況だとします。
さて、おひとりさまのあなたは、この延命治療を受け入れるか
はたまた断るか、という3つ目の問題です。
これは前の2つと違って、自分の意識がある状態なので
究極の選択のような気もします。
ここで、延命治療を断ることは、意識を持ったまま緩やかな衰弱死を選ぶということで、一番精神力、覚悟を持った決断ということになりそうです。
これについては、意識があれば、事前の意思表示はいらないかもしれませんが
健康で、冷静な判断のできるうちに意思表示をしておけるのならば
その方がいいでしょう。
さて、ちょっと重い選択もありましたが、まとめますと
おひとりさまが避けたい(かも?)延命治療のシチュエーションは
・蘇生しても、不治の病である場合の昇圧剤、心臓マッサージなど
・呼吸能力が戻る見込みがないときの人工呼吸器など
・食事をとれなくなり胃ろうなどで、栄養補給の対処をしたが、不治の病である場合など
延命治療のおかげで発展的な回復が見られるのかどうかが、延命治療を断る分かれ目となってきそうです。
延命治療を断ったからといって、コロッと逝ける場合ばかりではないので悩む場面もありますが、
「尊厳死宣言」で検索すると
いろいろとフォーマットが出てきます。
自分の決断を意思表示としてしたためることを検討してはいかがでしょうか。
共通する事柄として、119番を呼ばないことを希望する場合は
きちんと明記しておいた方がいいようです。
救急隊員の方々は救命を使命としているからで
あなたの望む尊厳死(コロッと逝く)
と折り合いがつかない場合があるからです。