今回は、老後に折れがちな骨の話です。
・大腿骨頚部骨折
についてです。
「それって、どこ?」
という感じですが、足(太もも)の付け根の部分です。
ここの骨で、細くなっている部分があり、そこが頚部ということになります。
構造上、
・細くなっていることと
・曲がっていること
があるので非常に力がかかる部分のようです。
若いうちは気にすることもないのですが、
老後に
・骨がもろくなって来たり、
・転びやすくなって来たり
することで、骨折が頻発する場所になってきます。
高齢になると、骨折の回復にも時間がかかりますし、長い期間、安静にしていると筋力の低下により歩くことができなくなる、または、リハビリも同様に時間がかかることで、寝たきり状態になってしまう、という典型的なパターンに入ってしまいがちなようです。
若い人でも骨折した経験のある方なら、ギブスを外した後、すぐにはその部位がうまく動かなかった、ということがあるかと思います。
高齢なるとあの感じが、もっと長く続くため、回復が遅いということになってきます。
つまり、
「老後は足の付け根がやられる」
ということに注意が必要なんですね。
さて、今回はこの大腿骨骨折について考えていきたいと思います。
特に女性は注意!
骨折の一般の話になりますが、女性に骨粗しょう症が多いというのはご存知でしょうか?
なんと、男性の4倍ほどなりやすいというデータもあります。閉経後のホルモンの状態が影響するようです。
弱い衝撃でも折れてしまうということになりますと、
構造上弱い、「大腿骨頚部」は折れやすい筆頭の部位ですので、
ちょっとした衝撃で歩けなくなる、というリスクがかなり身近に潜んでいる、という認識で気をつけていきたいところです。
特におひとりさまの女性となると、歩けなくなってしまう事態が起こると、今までの生活へのインパクトは大だと思います。
介護サービスや、施設を探したり、入院やリハビリをしつつ、いろいろな手続きなどもひとりでしなくてはならないのはかなりの負担になることが想像できますので、大問題です。
日常から予防の対策を取って行くことが、一番労力や費用もかからずに済む方法と言えそうです。
具体的には
・食事(カルシウム+ビタミンDなど)
・運動(散歩、スクワットなど)
日常で無理なく継続できることもありそうです。
骨粗しょう症への注意をしていくことが、簡単に骨折しない体づくりの下地になります。。
また、それ以外の環境整備として、
・家の中の小さな段差をなくす(バリアフリー)
ということも有効と言われます。
運動機能の衰えにより、だんだん足が上がりにくくなって、気づかずに「すり足」状態になってしまうのも高齢になってきたときの特徴になります。
また、
・床の上の新聞や、ごみ袋の上にのってしまい滑った、
・立ち上がり時に、よろけて転倒
など日常の中にも結構リスクは潜んでいたりします。
また、有効な道具として
・スロープ
・歩行補助杖(底面に足が4つあるものなど)
は、福祉用具のレンタル制度を活用することもできます。介護保険も使えるので、検討してみてはいかがでしょうか?
また、自費での購入になりますが、
転倒時に腰回りを守ってくれる
・ヒッププロテクター
なるものも存在するようですので、これをつけていることも安心感につながる一つの手となりそうです。
折れてしまった…、場合。
手術になる場合もありますが、
・手術に耐えうる体力がない
・人工股関節などを入れようにも下地の骨が弱くつけられない
など、手術にこぎつけられない場合もあるようです。
また、
・スクリュー固定(ねじ)
・プレートを入れる
などうまく固定できた後でも、根気のいるリハビリが必要となります。
高齢になればなるほど、予防の方に力を入れた生活を送るほうがよさそうです。
まとめ
さて、まとめますと
「老後は足の付け根が折れやすい」
ということに注意が必要です。
回復が遅い老後は、これが寝たきりの直接の原因になりがちだという認識で、
文字通り転ばぬ先の杖を心して生活を送ったほうがよさそうです。
また、骨粗しょう症は、その入り口になってしまうため、特に女性は注意が必要。
月並みですが、
・食事
・運動
などが予防対策となります。
また、設備やグッズとして
バリアフリーをつくる
・スロープ
・歩行補助杖(底面に足が4つあるものなど)
このあたりは福祉用具のレンタル制度が利用可能(介護保険の適用)です。
また、
・ヒッププロテクター
で、腰回りのクッションを装着しておくことも一つの手です。
ということで、高齢になればなるほど、予防に力を入れていきましょう、ということでした。
個人的には、いろいろなグッズや対策よりも、
・自分が転びやすくなっている、
・折れやすくなっている
などの認識が重要のように思えますが、いかがでしょうか。