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薬を飲むな、医者に行くな、ホントのところは? を考えてみた



老後になってくると、健康の問題で、気になることも増えてきたり、費用はどうしようかなどと心配も尽きないものですが、

ちょっと安心する言い方として

「医者にはいかないほうがいい」

「薬は飲むな」

というような言い方がなされたりします。

それで済めばいいよな…

と思いつつも、

いや、本当はどうなんだろう…
と不安は残ってしまうものではないでしょうか?

その辺を考える上で、たいへんわかりやすいのが

・がん治療

だったりします。

命にかかわる大きな病気ですし、不治の場合もあるだけに話題になることも多いですが、

こういった話題になるとだいたい

西洋医学 vs その他(代替医療、民間療法)

という構図になることが多いように思われます。

そして、どちらも100%確実に治るということでもないし、
どちらにも奇跡的に治ったという事例が存在したりするなど、一般人には結論を出しにくい状態にあると思われます。

特に西洋医学でない場合は、科学的にはっきりしない場合も多く、データ的にはよくわからないということも多そうですよね。

ですが、それを選ぶ人も実際にいるということは、西洋医学の限界を示しているポイントでもあることは否めません。

ただ、
ここでは、民間療法の否定、とかいうことではなく、

あくまでも西洋医学(+ちょっと漢方ぐらい)の範囲内で、かつ、身近な事例で、どのような治療が、意味なく横行し、また受ける側も乗っかってしまうのか?

ということについて考えて行けたらと思います。

大原則

まず、大きな原則のようなことを紹介します。

じつは、
1.薬の効果・副作用はほとんどわかっていない(または、効果は大したことない)

2.薬は肝臓と腎臓で分解される。老化すると分解能力は落ちている。

3.健康になる方法は、科学的にわかっている。(が、非常につまらない)

ということなんです。

ちょっと驚くような事実かもしれません。
(特に1番目)

ひとつずつ説明していきます。

  1. 薬の効果・副作用はほとんどわかっていない。または、効果は大したことない

薬の効果というのは、たくさんの人数にためして、何%に効果があるか? ということで判断するということのようですが、

現在、優秀(効く)と言われている薬で、100人中、何人ぐらいに効果があるのでしょうか?

・だいたい数名

というのがその答えのようです。

えーっ、全然きかないじゃん!!

と思いますよね。
それで副作用があると聞いたら、

「飲まない方がマシ」

となってしまいそうですよね。

例えば、
心疾患の薬だけど、効果は100人に数名に効き、糖尿病リスクが副作用としてある。
(スタチン、という実際の薬)

としたらどうでしょうか?

あまり飲みたくないですよね。

そこにプラセボ効果が働いたりするということも考え合わせると、少しは効く、ということにもなりますが、

・結果、飲んでも飲まなくても、あんまり変わらない。

というのが科学的には実情のようです。
(ちなみにプラセボ効果は、薬のテスト時にも偽薬として比較に使われていて、これに関しては科学的なデータの範疇と考える)

また、
新薬というと、聞こえはいいのですが、

逆に言うと、

・まだよくわかっていない薬

であるともいえます。

効果が100人に数名であっても、長年にわたって親しまれていて、副作用もだいたいわかっている、ということは、何年もかかって、たくさんの人々が飲んできた薬であるということでもあります。

これに対し、新薬は、
パーセンテージは出たが、昔の薬ほどたくさんの人が飲んではいないし、未解明の点も多いということになります。

ここで、2番目の

2.薬は肝臓と腎臓で分解される。老化すると分解能力は落ちている。

にも関連してきますが、

高齢者の弱った体に新薬がどのように作用するか?

ちょっと想像してみてください。

よくわかっていないということになります。

高齢者が、1日3食ごとに、たくさんの錠剤を飲んでいるようなことはよく見かけますが、

あまり病気には効果がないとしても、必ず肝臓・腎臓を介して処理されるということを考えると、ちょっと負担が大きいのではないかということは考えられます。

安全と言われる薬だとしても、高齢者の場合どうなのか?
というテストはわざわざされていないため、ここは自衛しかないのかな、と思います。

・薬をとりあえず出しておけば相手も安心する。
・問診・説明の時間をとって薬以外のベストな治療方針を出す、そのような時間がとっていられない。

など、
医者・患者のニーズがマッチしちゃってるという事情もあって、薬の大量化が起こってしまう事情もあるようです。

ただ、やってはいけないことは、急激な断薬を自分で行うなどの行為は止めた方がいいでしょう、やめたいとしても、その止め方についてはかかりつけ医師への相談に基づいてやったほうがいいことは言うまでもありません。

ここまで、薬についての事例でしたが、

サプリや健康食品においては、もっと緩いデータ基準で検証が行われているため、さらにあやふやの程度が増す世界であることは言うまでもないことになってきます。

効果がよくわからないのに、副作用だけ引き受ける、というようなナンセンスなことはできるだけ避けたいものですよね。

3.健康になる方法は、科学的にわかっている。(が、非常につまらない)

じゃあどうすればいいんだ、ということで
最後に3つ目の話題ですが、

何か、希望のある内容かと思いきや、
いちおう「非常につまらない」と最初に断っておきます。

聞くと、非常にありふれた言説になってしまうんですね。そして、シンプルだがなかなかできることではない、というのが悩ましいポイントです。

いちおう(つまらないとは思いますが)
紹介しておきますね。

・良い友人を作る

・食事(野菜を多く、加工度の少ないものを選ぶ)

・とにかく歩く

どうでしょうか?

もう、科学的に(データ的に)わかっているそうです…。

いうまでもないことかもしれませんが、良い友人については、

・孤独感のもたらすマイナス効果はかなり大きく

・社会との一体感のプラス効果も同様に大きい

ということのようです。

食事についても…

もうどこかで聞いたことのある内容ですよね。

・歩く。10000歩。

これも、当たり前の事実と言えばそうかもしれません。

というように、薬を飲むな、医者に行くな、というのは、

この3つを実行できれば事実なのかもしれません。

なかなか難しいので、医者や薬のお世話になってしまうんですよね。
これだって、動かしがたい事実なのだと思います。

ただ、これではあまりにも身もフタもない結論になってしまいますので、

・医者も普段から飲む薬

ということで、最後に紹介をしたいと思います。

身近な症状で特に安全性のあるものにしぼっていきたいと思います。

・風邪の初期症状:葛根湯
・発熱・頭痛:小児用バファリン(アセトアミノフェン系)、麻黄湯
・せき・たん:龍角散
・下痢:ビオフェルミンなど(乳酸菌、酪酸菌系)
・便秘:酸化マグネシウム

などが医師にも受け入れられているようです。

けっこう漢方系が多いですよね。副作用の無さで選んでいくというようなことで、参考になるのではないでしょうか。

まとめ

さて、まとめますと、

じつは、

1.薬の効果・副作用はほとんどわかっていない(または、効果は大したことない)

2.薬は肝臓と腎臓で分解される。老化すると分解能力は落ちている。

3.健康になる方法は、科学的にわかっている。(が、非常につまらない)

健康食品・サプリになると、検証の制度はもっと落ちてくる

ということでした。

あくまでも、個人が恩恵と弊害のバランスを判断するというのが基本ですので、一概に否定できることでもありません。

また、繰り返しますが、個人の判断で急な断薬や休薬をすることは危険なこともありますので、必ずかかりつけ医師に相談する方が良いことは注意が必要な点です。

参考文献
鈴木祐『服用危険 飲むと寿命が縮む薬・サプリ』
宝島社『医者が飲まない薬、受けない手術』

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