おひとりさまの老後は、ペットがいると何かと心癒される瞬間が多いものだと思います。
ただ、おひとりさま本人が居なくなった後、ペットはどうなるのか?
という大きな問題があるのも事実でしょう。
飼い主が急に入院してしまったり、万が一、亡くなってなってしまうようなことがあると、誰にも見つけてもらえず、悲しい最期を迎えるということもあるようです。
今回は、このおひとりさまの老後と、緊急時・死後のペットの世話について考えていきたいと思います。
まず寿命から考える
犬や猫の寿命って、どのくらいだと思いますか?
平均すると
・10~15年ぐらい
のようです。
けっこう長いですよね。
一方で、人間は? というと、
平均すると
・80~85歳ぐらい
なのですが、ここで注意したいのは、
・健康寿命
(日常生活に支障がない)
です。
ペットの世話を自分でできる年齢ということですね。
平均として、単純に10年引きますと、
・70~75歳ぐらい
ということです。このあたりで自分が介護を必要とするようになってしまい、ペットを自分で世話できる限界の年齢になってくるということでもあります。
これをペットの寿命と合わせて考えると、
・60才に飼い始めた、犬・猫は、自分が75歳ぐらいのときに寿命を迎える。
という予想が立ちます。
仮に65才で飼い始めた、犬・猫がいるとすると、自分が80歳ぐらいのときにペットたちが寿命を迎えるという予想になります。最後の方は、自分でペットの世話ができないかもしれません。
(あるいは、自分の方が先に逝ってしまう場合も。)
65歳ぐらいになって、引退や、配偶者との死別などがあり、ペットを飼い始めたくなるということはありそうなことですし、心身の健康にとっても有益だと思います。
・ひとりの寂しさを紛らわせること
・犬であれば、一緒に散歩に行くことによる運動効果
などのメリットがあげられることと思います。
ただ、
・自分よりもペットが長生きする
という状況への備えが必要だということは、かわいいペットのためにも
自覚をし、自分の死後へ何らかの手はずを整えておきたいところです。
いろいろな選択肢について
どれもお金がかかることにはなりますが、
おひとりさまの場合、
結局のところ、他人・外部サービスを頼るということが基本になりますので、ある程度の対価が発生してしまいます。この部分をまず計画してからペットを飼い始めたほうが良いと言えるでしょう。
・ペット保険
・ペットの信託契約
・引き取りを行うNPO法人など
・ペットの訪問ケア(+人間の自分も)
・ペット可の老人ホームなど
などの選択肢を活用することになりそうです。
ペット保険であれば、
・ペットの医療費
・本人が死後、次の引き取り手にまとまったお金(飼育費用)が入る
などの保険があります。
ペットにかかる生涯費用は200万円弱ともいわれています。後半になるほど医療費もかさむことになりますので、状況に合わせて内容を設定することになります。
信託契約では、
本人の死後のペットの飼育について、管理や飼い主探しをしてくれるサービスとなります。これもまとまった資金が必要となる形です。
ペットの引き取りを行っているNPO法人などもあるようです。価格については要相談という形になるでしょう。
訪問ケアでは、
本人が動けなくなったときに、訪問して面倒を見てくれるサービスです。この場合は、自分のケアも頼むことになりそうですので、この場合はむしろ、人間向けのサービスにペット対応が付いているものを探すことになるでしょう。
ペット可の老人ホーム
であれば、自分も含めていろいろお任せできるので、あまり考えずに安心できるパターンだと思います。
まとめ
さて、まとめますと
おひとりさまが老後にペットを飼うという選択をした場合、
・ペットの方が長生きする
ということを想定しておいた方がよさそう。
基本的にお金がかかってしまうが、
・ペット保険
・ペットの信託契約
・引き取りを行うNPO法人など
・ペットの訪問ケア(+人間の自分も)
・ペット可の老人ホームなど
などの選択肢を活用することになりそう。
ということでした。
かわいいペットに対して、死後に責任を持てるか? というのは結局どのくらいお金を掛けられるのか、ということにもなってしまいそうですが、
ともに歩んだペットに、最後悲しい結果を生まないよう、飼い始める前に、できるだけのプランをしておき、ペットともども、心豊かな老後を過ごしていきたいものです。