ショートステイ、と言うと聞いたことのある場合も多いかと思いますが、
・ロングショートステイ
はどうでしょうか?
名前から見ると
・ロング?
・ショート?
けっきょく、長いのか、短いのかどっち?
というような少々ややこしい名前ですが、ショートステイの延長のような位置づけで、使いようによっては、助けになる仕組みとなります。
今回は、この
・ロングショートステイ
の活用ポイントについて考えていきたいと思います。
ロング・ショート 結局どっち?
まず、
・ロングショートステイ
ということで、ロングなのかショートだかよくわからないという問題から整理していきたいと思います。
そもそも
・ショートステイ
という仕組みがあります。
これの延長バージョンと考えるとわかりやすいかと思います。
ショートステイは、
普段であれば、施設に通ってデイサービスなどのケアを受けている方が、
・家族の急な用事(冠婚葬祭など)
・家族の一時的な介護の休息(レスパイト)
・本人が何らかの病気で退院したばかりで、自宅では不安
などの理由により、あくまで短期間ですが、帰宅せず、施設に泊まることのできるサービスです。
特に、おひとりさまの場合には、心強いサービスと言えるのではないでしょうか。
それを、やむをえない理由により、さらに延長するのが
・ショートステイの長いバージョン → 「ロングショートステイ」
ということになります。
単純なショートステイですと、目安として数日~1週間などの期間、お世話になるという形ですが、もっと延長して泊まったりできるということになります。
料金もいつものショートステイの換算で日数が増えるだけということで、考え方としてはわかりやすいかと思います。
使える条件は?
ロングと言っても、上限が決まっており、
・介護認定期間の半分(→だいたい半年)
・1か月あたり30日
となっています。
かつ、
要介護度によって、介護保険の上限額が変わるため、月間で言うと30日MAXを使えるのは重度の方に限られてしまいそうです。
目安として、「要介護度3」の場合で28日程度となっていますが、このあたりは、それぞれのケースバイケースということになりそうです。
ただ、オーバーしても全額自己負担であれば、サービスの利用を継続することができます。これは後述しますが、覚えておいた方がいいやり方となります。
あくまで、
介護保険の範囲内で料金を済ませたい場合の上限値、ということになります。
介護保険の上限以内でおさめたい場合は、
・1回帰宅する。
・ほかのサービスへ入居する。
等をすると、いったん30日のカウントはリセットされることになります。
月に1回でもなんとか帰宅することができれば、回数をリセットでき、だいたい半年間はほぼぶっ通しでこのサービスを使うことも可能ということですね。
使い方のポイント
さて、一見便利なこのロングショートステイという仕組みをどのように活用するかを考えるうえで、デメリット・メリットを考えておくのがよさそうです。
まず、デメリットから
・費用が割高(入居施設と比べて)
・サービスが弱い(入居施設と比べて)
・手続きも必要
ロングとはいっても、原則的にはショートステイなので、上記のようになってしまうとしか言いようがないのですが、やはり、長期にお世話になるのであれば、特別養護老人ホームなどへ入居したほうが、
・費用面
・レクリエーション、医療との連携などサービス面
を考えて、適していることは否めません。期間MAXまで引き延ばして使うことも可能ではありますが、施設への入居が必要なほどの状態であれば、ダラダラとロング化を狙うのではなく、別な施設に移ることも検討したほうがいいかもしれません。
また、ロングのサービスを受けるには手続きも必要で、
・やむを得ない理由についての理由書
・ケアプランの作成
が必要となってきますので、ケアマネジャーさんへ相談をしてみましょう。
メリットは?
・ちょっと延長したいだけの時に便利
・特養の〈順番待ち〉のために仕方なく活用、というやり方も
1点目は、原則に沿った活用方法で、これが本来の使い方と言えるでしょう。
2点目がポイントとなりますが、特別養護老人ホーム(特養)は、費用も手ごろで、順番待ちが多かったりします。その順番待ちの期間だけ、このロングのサービスを受けつつ、時間をかせぐ、というやり方もあります。
本来の使い方とは違い、費用面でも自己負担を含むという、完全に望ましいとはいえない方法ではありますが、行き場のない状態よりはマシということで、このような使い方も、緊急手段・最終手段として知っておくことはアリだと思います。
施設に入居したいのはやまやまですが、順番が回ってくるまでは…
という使い方になります。
まとめ
ロングショートステイとは、
ショートステイの延長バージョンと言うことができる
活用のポイント3点としては
・原則は短期間むけ。ダラダラとつかわない方がいい。(費用面、サービス面の理由から)
・理由書、ケアブランの作成が必要
・特養の〈待ち〉という使い方はアリ
ということでした。
自分や家族の状態とも考えあわせて、また、おひとりさまの場合にもマッチする状況がないかどうか、検討してみてはいかがでしょうか?