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「寝たきり」は「寝かせきり」から生まれる? さて、あなたならどうする。



老後になりたくない状態のひとつと言えば、「寝たきり」と言えるのではないでしょうか?

そして、よく言われることとして、じつは「寝かせきり」にされることによって、寝たきりが助長されるということです。

いざ、自分がそうなってしまった場合、どのようにしてそれが引き起こされるのかという原因を知っておくことは、それを防ぐうえで役立ちそうに思いますので、

今回はこの「寝たきり」と「寝かせきり」の関係と、自分だったらどうするかという対策について考えていきたいと思います。

けっこう有名な10か条について

1991年に国が提唱したもので「寝たきりゼロへの10か条」というものがあります。

昔から高齢化社会、そして寝たきりについては問題視されていたんですね。

「寝たきりゼロへの10か条」

・脳卒中と骨折予防 寝たきりゼロへの第一歩

・手すり付け段差をなくし住みやすくアイデア生かした住まいの改善

・朝起きてまずは着替えて身だしなみ寝・食分けて生活にメリとハリ

・暮らしの中でのリハビリは食事と排泄、着替えから

・リハビリは早期開始が効果的始めようベッドの上から訓練を

・ベッドから移ろう移そう車椅子行動広げる機器の活用

・寝たきりは寝かせきりから作られる 過度の安静逆効果

・「手は出しすぎず、目は離さず」が介護の基本 自立の気持ちを大切に

・家庭でも社会でも喜び見つけ みんなで防ごう閉じこもり

・進んで利用機能訓練、デイサービス寝たきりなくす人の和、地域の和

以上が10か条なのですが、原形の順番とは違う順番に変えて並べてあります。

そして、

最初の6つと後半の4つで、

2つのグループに分けてあります。

最初のグループは

・自分でできるアクション

2つ目のグループは

・周囲ができるアクション

ということです。

まずは、本人のやる気、活力が一番の問題で、ここが寝たきり防止の原動力として基本となってきます。これがないと周囲がどれだけ頑張っても効果は出にくいでしょう。

周囲がどのように支えていくかというアクションの問題がかかわってくるのは、そのあとである、ということです。

まず、自分でできるアクション

・脳卒中と骨折予防 寝たきりゼロへの第一歩

・手すり付け段差をなくし住みやすくアイデア生かした住まいの改善

まず、この2つを取り上げます。

寝たきり状態へのきっかけの2大原因が

・脳卒中
・骨折

というデータがあります。実に4~6割が、これら2大原因によるものというデータもあります。

 これはなる前の予防策として、

・食事(塩分を控える、カルシウムの摂取)

・身の回りのバリアフリー、段差をなくす。

ことがあげられます。元気なうちからいろいろと準備、心構えをしておくことができることもありそうですよね。

骨折などは、高齢になると治りも遅くなってくることで、治療中の寝ている期間も長くなりがちで、その間の筋力の衰えが寝たきりへの直接の原因となってしまいます。

予防できれば、それに越したことはありませんので、上記の対策を心掛けてみてはいかがでしょうか。

次に
・朝起きてまずは着替えて身だしなみ 寝・食分けて生活にメリとハリ

・暮らしの中でのリハビリは食事と排泄、着替えから

この2つに共通していることは、生活上の身の回りのことをできるだけ自分でこなすことがそのままリハビリにつながるということです。

治療中は大事をとってあまり無理をせず、本当はできることでもちょっと手を抜いたり、ベッド上で安静にし続けたりしがちなこともあるかもしれません。

ですが、そうこうしているうちに筋力の衰えにより、ベッド上に座っていることも億劫になり、だんだん寝たきりへというパターンもあるようです。

代表的なのが、廃用症候群と呼ばれるものです。

あまり聞きなれない病名ですが、

安静にしすぎて、例えば、ちょっと起き上がるだけで立ちくらみがするほどに弱ってしまうなどの症状になってしまったりします。

・リハビリは早期開始が効果的始めようベッドの上から訓練を

・ベッドから移ろう移そう車椅子行動広げる機器の活用

治療の初めのうちは、本当に動けない時期もあるかもしれませんが、まずは座れるようになったら、座る姿勢をとるだけでも筋力の維持につながるようです。

また、座っていることで、周囲の人と目線が合うことにもなり、コミュニケーションを取れる体勢でもあります。

寝たきりでよく言われるのは「天井のみの世界」ということです。

一日中天井を見て過ごすのみ、という状態では、周囲からの刺激もなさすぎて、認知能力の衰えも誘発されてきてしまいます。

周囲の人も、当人が眠っているか目覚めているかわからないために、気を使って、用がない限りは話しかけなかったりするからです。

残存能力でどれほどのことができるか、それを出し惜しみなく使っていくことが、早期の回復、能力の維持、ひいてはQOLの維持につながります。

周囲ができるアクション

残りの4つですが、

・寝たきりは寝かせきりから作られる 過度の安静逆効果
・「手は出しすぎず、目は離さず」が介護の基本 自立の気持ちを大切に
・家庭でも社会でも喜び見つけ みんなで防ごう閉じこもり
・進んで利用機能訓練、デイサービス寝たきりなくす人の和、地域の和

主に、家族、介護スタッフの方などがかかわってくる部分になるかと思いますが、現状の「寝かせきり」が起こってしまう原因として、マンパワーの不足があるようです。

時間がない、人手がないことにより、周囲の人々にとっては
「寝かせきり」にしておいた方が、楽だという面があることです。

よく外国の事例と日本の比較の話が出てきますが、欧州などでは「寝たきり」というワードそのものがないと言われます。

理由は単純で

「起こされるから」

だそうです。

デンマークなどではベッドごと庭に運び出したり、重度の障害があったとしても、ほとんど健常者のように扱う、ある意味で手加減なしの対応がなされるようです。

つまり、マンパワーが足りているということで、介護サービスに携わる人の給与水準が日本と比べて高いということのようです。そのため、レベルの高いサービスが可能のようですが、なかなか日本では難しい状況のようです。

日本の介護職の方々が決して高いとは言えない給与水準にとどまってしまう制度の問題も間接的な「寝たきり」の原因のようです。

もし、じぶんが「寝かせきり」の状態になってしまったら、
「起こしてほしい」と頼んでみることも一つの手かもしれません。

結局、その依頼をすれば、介護スタッフの方だって、介助をしてくれるはずですが、そうして座る姿勢の訓練をするより、そのまま寝ていた方が、自分自身も楽だったりするのだと思います。ここは自分との闘いでもありそうです。

まとめ

「寝たきり」の原因の一つは、じつは「寝かせきり」だったりする。

「寝かせきり」をとりまく周囲や制度はなかなか変わらないが、自分でできるアクションをしていくことはできる。

具体的には、

寝たきりの2大原因(脳卒中、骨折)の予防策として、

・食事(塩分を控える、カルシウムの摂取)

・身の回りのバリアフリー、段差をなくす。

ベッド上でも座れるようになったら、

・生活上の身の回りのことをできるだけ自分でこなす。

寝ているしかない場合でも

・残存能力を出し惜しみなく使っていくこと

・意を決して「起こしてほしい」と頼んでみる

ということでした。 まず自分自身が「寝かせきり」を受け入れず、はねのける気力をもって行動することが何よりも大事なようです。

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