老後の自立支援サービスというものを知っていますか?
おひとりさまが老後の自立を失ってしまうと、いろいろとたいへんです。
・介護サービスの費用がかさむ
・施設の入所が必要になる
など
新たに費用がかさんでしまうことや、住み慣れたところから離れるストレスが発生することになります。
おひとりさまの老後を過ごす方々の満足度をはかった、あるアンケートによると、
多少さびしいという意見はあるものの、おおむね幸福度は高いという結果が出ているようです。
主な理由として、
・自由気ままに生活できる。
・住み慣れたところにいられる
というものが大きく、
これが失われると満足度が低くなってしまうようです。
この生活を支えるのが、自分の身の回りのことは(多少時間がかかってしまっても)すべて自分でできる。
すなわち自立しているということになります。
例えば、施設に入居したりすると、食事の時間が決まっていたり、あまりおなかがすいていなくても食べなくてはならなかったりします。
また、住み慣れた家を離れ、人間関係も新しく作らなくてはならないなど環境への適応にも時間がかかります。
できることなら、多少の不便、不安は感じながらも、
自立しているという満足感に勝るものはなく、なじみのある状況での生活を継続していくことを望むおひとりさまは多いはずです。
介護を必要としないうちからちょっとした支援を受けることで、
自立できる期間を延ばせるとしたらどうでしょうか?
そんなサービスが、市町村や民間で行っている自立支援サービスというものです。
自立支援サービスとは
そのまえにADLとIADLについて
ADL(日常生活動作)
IADL(手段的日常動作)
という言葉があります。
ADLとは、移動、食事、排せつ、入浴など、主に家の中での基本動作になります。これができないと介護の度合いは高いということができます。
IADLは、もう少し範囲を広げて、買い物、電話、調理、洗濯、金銭管理、など。これができれば、日常の生活としては十分という能力になります。
ADLを維持、欲を言えばIADLを維持できれば、自立した生活が送れると言えるでしょう。
おひとりさまは特に認知症になってしまうと、金銭管理など重要な判断能力を失ってしまうことで、必ず何らかの支援が必要になってしまうことになります。
自立支援サービスは、このADLやIADLの能力維持や強化へ向けた様々なメニューで、高齢者の健康寿命を延ばし、自立した生活を送ってもらおうというものです
市町村・民間のサービスなど、サービスの提供元は複数ありますが、市町村でやっているものが比較的費用が少なく済むでしょう。
民間ですと、高齢者用賃貸のサ高住(サービス付き高齢者住宅)や有料老人ホームで受けられるメニューなどで用意されているサービスもあるようです。
例えば、
・3輪の自転車のサドルへ跨がれるような筋力トレーニング
・週1回の見守りコールサービス
・コミュニケーションのとれるサロン、サークル活動
など
自分に合ったサポートを選択してみましょう。
また、介護予防という考え方で相談のできる
・地域包括支援センター
というところも市町村には必ずありますので、
そちらに行けば、介護が後々必要になったことも想定した総合的なプランについても相談ができますので、問い合わせをしてみることも検討してはいかがでしょうか
まとめ
さて、まとめますと
高齢者の自立は、おひとりさまにとって幸福度にかかわる重要なテーマ
・ADL(日常生活動作)
・IADL(手段的日常動作)
を維持、強化につとめたい。
これをサポートしてもらえる自立支援サービスがある。
市町村、民間のもの様々あるが、
まずは市町村で調べてみよう。
地域包括支援センターへの相談も有効。
ということでした。
日常に必要な筋力や、コミュニケーションによる刺激は、家に閉じこもっているだけではなかなか鍛えられないものです。
動けるうちは別に何の不自由もないので、億劫かもしれませんが、
できるうちから、こういったサービスへ参加することで、
自立できる力を維持、強化しておきましょう。