老後の医療費はいったいいくら準備しておいたらいいのか?
老後のお金にまつわる不安の一つに数えられる医療費ですが、
高額療養費
という基本的に誰でも使いやすい制度があります。
この大幅コストカットの効果を知ることで
漠然とした不安で、とにかく貯金しておかなくちゃ、
と終わりのない準備をするのか
あるいは
「ああ、このぐらいあればいいのか。」
という大体の目星のつけ方がだいぶ変わってきますので、
これについて考えていきたいと思います。
高額療養費制度とは
ざっくり言うと、
とても払いきれない、と思うような高額の医療費の請求が来ちゃった場合でも
ひと月あたり、上限8万円(人による)以上は払わなくてよい。
というものです。
例えば、
大きな手術+2週間入院
というちょっと大掛かりなパターンの場合でも、8~9万ぐらいに収まってしまうということです。
私の母のケースを紹介しますと、
子宮がんの摘出の手術をし、2週間ぐらいの入院でしたが、
やはり8~9万で収まったので、ホッと胸をなでおろした経験があります。
部屋も相部屋なら食事代が余計にかかる程度になります。
※差額ベット代は自分が個室などを希望する場合のみ
そもそも医療費というのは自己負担3割で、そこに上限額が8万円ということで、もともと相当なセーフティネットがかかっているということです。
さらに、
年齢が上がる
所得が少ない
ともっと安い金額の設定(4~5万円程度、など)に変わります。
老後の医療費に何百万も必要、というような情報もあったりしますが、
保険の利く医療であれば、
そこそこ大きな手術ならば何十回もやれてしまう
ということで、そこまでの状況はありそうもないとわかります。
最近は病院でも入院日数も短縮の傾向にあるようで、
早々と退院をさせられてしまう
傾向にあります。
民間の医療保険(入院日額○○円、など)に入っているが、
お金が出るときがあまりないな~
と感じている方は多いのではないでしょうか?
それぞれの持病にもよりますが、お金がたくさん必要、というのは
保険の利かない先進医療のジャンルに手を出した場合のこと、
という理解ができそうです。
例えば、
がん治療の陽子線・重粒子線治療などがあげられます。
その場合は民間の医療保険で対応することになりますが、
自分の持病には、そのような目新しい治療方法がないという場合には、
手の届く範囲内の手元資金で収まるだろう、
と予想ができるのではないでしょうか?
まとめ
さて、まとめますと
医療費は心配だが、
漠然と貯金をし続けるほどのことはなさそう。
高額療養費制度の上限額を理解しておこう。
8~9万/1回あれば、そこそこの病気は乗り切れる。
長い入院はどのみちさせてもらえないので、
民間の医療保険が役に立たないケースも多い。
自分の持病にもよるが、
先進医療が自分に当てはまりそうな場合は、民間の医療保険に入っておくのもアリ。
ということでした。
老後の資金はいろいろと回すべき分野も他にあることと思いますので、
どこまでが恐れるべきで、どこからが安心なのか、知るためにも
情報を集めていきましょう。