おひとりさまの終活、と聞くと、あてはまる人は、けっこうな不安が押し寄せてくるのではないでしょうか。
かくいう自分もおひとりさまの候補になるかもしれないと、ヒヤヒヤし始めた一人でもあります。
ですが、どんな手続きや、お金、調べもの、を準備すればいいのかをわかっていれば、その不安は軽減できますし、
体力や物を調べたりする気力のあるうち、あるいは、働ける職を持っているうちに準備を始めれば、達成のハードルが低くなると思いませんか?
大まかなジャンルで言えば、
・お金
・手続き・制度の知識
・健康・病気
あたりが重要なところになってくると思います。
まずお金ですが
これは言うまでもなく、日常の生活費はもちろんのこと、
とくに終活に関して言えば、おひとりさまが、寿命が尽きる日まで、自分の身の回りのことを全て自分ひとりで行うというのは、
理想ですが、難しいことでしょう。
自分ひとりではできなくなることが増えてくることは、容易に予想できますので、それを他人(=業者)に依頼したりすることにかかる費用を考えておくことになります。
これは、自分でどの程度まで、いつまでやれるかによっても変わってくると思いますが、世の中にどんなサービス・業者がいるのか? その費用は? などについて知っておくことは安心につながります。
具体的には、
・介護施設の入居費用や、
・財産の整理
・住居についてはリバースモーゲージという方法
(リバースモーゲージについての記事はこちら)
など、
おひとりさまの終活にとって重要度の高いものを選んで、検討に入っておくと、イザというときにあわてず、落ち着いて対処ができるはずです。
次に、手続き・制度の知識です
お金にもかかわってきますが、基本的なところですと、年金についての手続き、もらえる額など基本的なところから。
そして、
・高額医療費
(→これについての記事はこちら)
・後期高齢者の医療制度など
(→これについての記事はこちら)
また、おひとりさま向けのシンプルな葬式や、当然、死亡届を自分で出すのは不可能です。
また、死後のことは遺言でコントロールできる内容もあります。
(遺言についての記事はこちら)
孤独死という言葉もよく聞かれるようになりましたが、おひとりさまが終活をなしとげることができないと、このような結末も一つのシナリオとして現実味を帯びてきてしまいます。
発見が遅れてしまいがちなのが孤独死の特徴で、
賃貸ですと大家さんに多大なる迷惑が掛かってしまいますし、
そのあとも自治体が最期の対処を行うことになります。これも迷惑をかけるだけでなく、税金を投入しての対処ということになります。
迷惑をかけずに最期を迎えたいという願望はだれしも持っているのではないでしょうか?
おひとりさまの終活準備の重要性は増してきていると思います。
生前整理の一環として、目に見えるモノの整理だけでなく、こういった法的な手続きや制度に基づいて、自分の死後もひとりでコントロールするのが、おひとりさまの終活準備ということができます。
具体的には、行政書士による死後事務委任をメインとした対応になるかと思います。
(死後事務委任についての記事はこちら)
これもどの範囲まで行うか、また、相互に助け合える知人がいるかなど、状況によっても変わってきますが、
最悪、ひとりでも問題ないようなシナリオを一度描いておくことをおススメします。
最後に健康・病気についてです。
ひとりで病気に対処することは、若いうちでも大変なことです。
ちょっと風邪を引いたときでも、コンビニに食べ物を買いに行くのが大変だった、という経験は誰しもよくあるのではないでしょうか?
ましてや高齢になってくると、若い時には経験することのなかった病気や体の不調が出てきます。
ふだんから健康に気を使っておく、というのは言うまでもありませんが、不可抗力として、いろいろな不調が出てくるものだ、と思っておいて準備をしておくことが安心につながります。
具体的には、直接な死にはつながりませんが、
高齢になってくると
・歩けなくなること
・見えなくなること
・考えられなくなること
などがあげられます。
これらは、おひとりさまにとっては、重大な影響を持つ要素といえるでしょう。
歩けなくなると
買い物ができなくなることはもちろん、トイレがひとりでできるかどうかは大きな問題で、自活できるかどうかの大きな分かれ目になってきます。
具体的には、ちょっとした骨折(骨粗しょう症からの)などから寝たきりになってしまうという事例も多いようです。また、パーキンソン病による歩行への障害なども挙げられます。
(ロコモティブシンドロームについての記事はこちら)
こうなると他人(=業者)の力を借りずに済ますことは難しくなってきます。
次に、見えなくなること
これも同様に自活への大きなハードルになってきます。
例えば、
・白内障
・緑内障
・加齢黄斑変性症
などのリスクは年齢とともに上がってきます。
これについては手術や通院など、医療向けの費用の準備ということになります。
考えられなくなること
これは認知症やアルツハイマーなどがあげられるでしょう。
軽い状態から進行には10年ほどかかる場合もあるということで、時間の猶予はありながらも、最後は何らかの他人(=業者)の手を借りるという準備になるかと思います。
具体的には任意後見人という制度や、財産においては信託業務など、考える能力のあるうちに(軽度のうちに)手配を済ませておくことが、おひとりさまにとっては必須になってきます。
(軽度認知症への対応についての記事はこちら)
この考える能力がおひとりさまにとって一番重要と思われます。
まとめ
さて、まとめますと、
おひとりさまの終活は大まかに
・お金
・手続き・制度の知識
・健康・病気
についての準備
が必要そうだ。
ということを今回は大まかにお伝えしました。
詳細については、リンクを貼った、個別の記事を参考にしてみてください。